このような大衆の質問会には、質問する人を大きく分けると二色あるのです。
すなわち真実を求めて聞こうとする味方と、やっつけてやろうとする敵側とあるのです。
また質問を受けるほうにも、受ける場所によって覚悟があります。
やっつけてやろうという連中ばかりのところへ行く場合には、それだけの
腹がまえがいるのです。
行って、めちゃめちゃにやられては、たまったものではありません。
ところが、仏法のうちでは、たいてい味方で、自分のわからんことを聞きたいと願っているのが
ふつうなのです。
それで私には敵でも味方でも、どっちでもいいのです。やっつけようというなら、やろうとい腹でやってもらいたい。
質問するのには、敵であろうと味方であろうと、仏法の上には規則があります。
それはいかなる経文におきましても、仏は「四衆囲繞せられ」ということばが、まず最初にあります。
これは四つの種類の人に囲まれて、ということであります。その四種の人というのを説明します。
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